コンカフェで働き始めると、先輩やお客さんとの会話だけでなく、SNSでも独特な用語が飛び交います。
コンカフェには独自の文化や用語があり、それを知っておくことで、お仕事がグッとやりやすくなりますよ。
本記事では、新人キャストが最初に覚えておきたい基本用語をわかりやすく解説!
出勤・退勤の合図からイベントでよく使うフレーズまで、実際に働くときに役立つ情報をまとめました。
今日からすぐに使える知識として役立ててくださいね♪
コンカフェ用語を覚えるメリット
コンカフェ用語を覚えることは、単なる知識ではなく「会話力」「SNS力」「自信」につながる大切なポイントです。
最初は「みんな何を話しているんだろう?」と戸惑ってしまうかもしれませんが、覚えてしまえばお仕事がとてもやりやすくなります。
ここでは、コンカフェ用語を覚えることで得られる3つのメリットについて紹介します。
①先輩やお客さんとの会話がスムーズになる
お店での会話には、キャスト同士だけでなくお客さんとのやりとりも含まれます。
そのときに用語を知っていると、「おきゅいんしたよ」といった会話もスムーズに理解できます。
逆に知らないままだと、会話についていけず気まずくなったり、聞き返すことが増えてしまったりすることも。
特に常連のお客さんは用語を自然に使うことが多いので、同じ言葉を使えると「この子わかってるな」と一目置かれることもあります。
仲間意識が生まれやすくなり、お客さんとの距離を縮めるきっかけにもなりますよ。
②SNS投稿にも役立つ
コンカフェキャストの多くは、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで出勤やイベント情報を発信しています。
その際によく使われるのが「#おきゅいん」「#おきゅおわ」といったハッシュタグ。
これらを使えるようになると、より多くのお客さんに情報を届けられたり、検索で見つけてもらいやすくなったりします。
SNSは集客やファン作りに直結する大事なツールなので、用語を知って活用できることは大きなメリットです。
③自信を持ってお給仕できるようになる
慣れない環境では「間違った言葉を使ったら恥ずかしい……」と不安になることもありますよね。
でも、基本的な用語を理解していれば、その不安は小さくなります。
先輩やお客さんとの会話に入れるだけでなく、イベントやSNS投稿でも迷わず発信できるようになり、自信を持ってお給仕に臨めます。
自信は表情や接客態度にも表れます。
「この子はしっかりしている」と感じてもらえることで、お客さんからの信頼にもつながりますよ。
コンカフェで働くなら必ず知っておきたい基本用語3選
コンカフェの世界には、普通のアルバイトや日常生活ではあまり聞かない独特の用語がたくさんあります。
出勤や退勤を表す「おきゅいん」「おきゅおわ」、働くことを意味する「お給仕」などは、その代表例。
ここでは、新人キャストがまず知っておきたい3つの基本用語を解説します。
①お給仕
「お給仕(おきゅうじ)」とは、コンカフェで働くこと自体を指す言葉です。
たとえば「今日はお給仕があります」と言えば、「今日は出勤して働きます」という意味になります。
通常のバイトで「シフトに入る」と言うように、コンカフェでは「お給仕」という表現が使われます。
SNSや会話でも日常的に使われるので、まずはこの言葉から覚えておきましょう。
②おきゅいん
「おきゅいん」は、「お給仕イン」の略で、出勤したことを指す言葉です。
X(旧Twitter)やInstagramで「#おきゅいん」と投稿するキャストも多く、フォロワーや常連さんに「出勤しました」と伝える合図のような役割を持っています。
先輩やお客さんから「何時におきゅいんするの?」と聞かれることもあるので、すぐに理解できるようにしておきましょう。
③おきゅおわ
「おきゅおわ」は「お給仕終わり」の略で、退勤したときに使います。
こちらもSNSで「本日のおきゅおわ!ありがとうございました」と投稿するのが定番。
お客さんに感謝を伝える大切なタイミングでもあるため、使いこなせると印象が良くなります。
会話でも「今日は何時におきゅおわ?」と聞かれることがあるので覚えておきましょう。
知っておくと安心なその他の用語12選
コンカフェには、「お給仕」「おきゅいん」「おきゅおわ」といった基本用語のほかにも、知っておくと安心できる独特な言葉がたくさんあります。
これらを知っておくだけで会話がスムーズになり、SNS投稿やイベント対応にも自信を持てるようになります。
ここでは、新人キャストが押さえておきたい「その他の用語」をまとめて紹介します。
①永遠の17歳
コンカフェのキャストは「いくつですか?」と聞かれることがありますが、「永遠の17歳です」と冗談っぽく返すのが定番です。
お店の世界観を壊さないための表現で、キャストらしい自己紹介の一部と考えると良いでしょう。
②お散歩
コンカフェで使われる「お散歩」には、2つの意味があります。
まず、業務の一環でキャストがお店の外でチラシを配るケースです。
もう一つは、お店の営業形態にもよりますが、キャストがお客さんとお店の外で、食事やデートをするケースです。
全く異なる意味になるので、どちらの意味で使われているのか注意しましょう。
③お嬢様・ご主人様
メイド系コンカフェでは、女性客を「お嬢様」、男性客を「ご主人様」と呼ぶのが一般的です。
これはキャストがメイドや執事のような立場を演じるための呼称で、非日常感を演出する大切な要素です。
④お席しか
「お席しか」とは、「店内にお客さんがいなくて空の席だけある状態=暇な状態」という意味の言葉です。
「今日はお席しか見えないです」のように、お客さんに混雑具合をお知らせするときに使われます。
⑤おまじない
料理やドリンクを提供するときに「おいしくな~れ、萌え萌えきゅん!」といったフレーズを唱えるパフォーマンスを「おまじない」と呼びます。
楽しく盛り上がるコンカフェらしい大事な演出のひとつです。
⑥オリシャン
「オリシャン」とはオリジナルシャンパンの略。
キャストやお店ごとに特別ラベルが付いたシャンパンで、イベントの目玉になることも多いです。
お客さんが注文してくれると盛り上がるだけでなく売上にもつながるため、しっかり理解しておきたい用語です。
⑦キャスドリ
「キャスドリ」はキャストドリンクの略です。
お客さんがキャストにごちそうしてくれる飲み物のこと。
「○○ちゃんにキャスドリ!」と声をかけてもらうこともあります。
⑧チェキ
「チェキ」とは、キャストとお客さんが一緒に撮るインスタント写真のこと。
キャストだけで撮ることもあります。
記念として人気が高く、サインや落書きをして渡すこともあります。
⑨チェキ飯
「チェキ飯」は推しのチェキ写真を食事と一緒に撮影して、SNSに投稿することを指します。
推しを身近に感じたいという想いを共有するもので、推しが「いいね」で応えることもあります。
⑩ひろもど
お店の外でチラシを配っていたキャストが、お客さんを連れてお店に戻ることを指す言葉です。
お客さんに「ひろわれてもどる」から「ひろもど」と言われています。
⑪まったり
店内が落ち着いていて、お客さんが少ないときの状態を「まったり」と言います。
「今日はまったりしてるね」とキャスト同士で会話する場面も多く、日常的に耳にする用語です。
⑫妖精さん
「妖精さん」とは、お店の裏方で働くスタッフのことを指す言葉です。
フロアに出ることは少ないですが、ドリンクを作ったり、片付けを手伝ったりしてくれる大切な存在。
キャストを支えてくれる仲間として覚えておきましょう♪
コンカフェ用語をうまく使いこなすコツ
頭では意味を覚えていても、実際に会話やSNSでどう使えばいいのかを迷ってしまう新人キャストもいますよね。
コンカフェ用語を使いこなすには、「SNSで学ぶ」「先輩に聞く」という方法が効果的です。
ここでは、すぐに実践できる2つの方法を紹介します。
先輩キャストのSNS投稿を参考にする
一番おすすめなのが、先輩キャストのSNSをチェックすることです。
出勤や退勤のタイミングでどういう文章を書いているのか、イベント時にどんな用語を使っているのかを見ると、リアルな使い方が分かります。
特にハッシュタグは参考になるので、真似しながら少しずつ自分らしくアレンジしていくと良いでしょう。
分からない言葉はその場で先輩に聞く
もし聞いたことのない言葉に出会ったら、その場で素直に先輩に質問してみましょう。
「これってどういう意味ですか?」と聞けば、先輩も優しく教えてくれるはずです。
分からないままにしておくと後で困るので、遠慮せず確認するのが上達への近道です。
まとめ│SNS投稿やお客さんとの会話にも役立つコンカフェ用語
コンカフェで働くと、独自の用語を日常的に使うようになります。
最初は戸惑うかもしれませんが、まずは「お給仕」「おきゅいん」「おきゅおわ」などの基本的なワードから覚えましょう。
SNS投稿やお客さんとの会話にも役立つので、使えるようになるとお仕事がもっと楽しくなりますよ。
焦らず楽しみながら、コンカフェ用語を自分の武器にしていきましょう!